BIOSメーカーとその種類

 マザーボードに搭載されるBIOSは、最近ではAMIとPhoenixという二つのメーカーのBIOSが採用されています。 かつてはAwardもありましたが、Phoenixに買収されたためPhoenixブランドとして統一されました。
近頃AMIはPhoenix風のデザインを取り入れるようになり画面だけでどのメーカーかを判別するのは難しくなっています。 せめて自分の使用しているBIOSがどこのメーカーのものなのかは知っておいたほうがいいでしょう。
では二つのメーカーのBIOSの違いはあるのかというと実はそうではありません。最終的にBIOSで設定できる項目を決めるのは マザーボードメーカーなので、メーカーを気にする必要はあまりありません。

EEPROM

 BIOSはマザーボード上のEEPROM (Electrically Erasable Programmable Random Access Memory)という 電気的にプログラムの削除および書き込みが可能なROMに収容されています。製品によって1MBROM、2MBROM 4MBROMが使用され形状も32ピンDIP(Dual Inline Package) タイプのものやPLCC(Plastic Leaded Chip Carrier)タイプ などが使用されています。
一方、『Bios Set Up Utility』で設定した内容は、SRAM(Static Random Access Memory) に書き込まれ、マザーボード上の電池の電力により電気的に保存されています。PCの電源を切っても時計がずれなかったり設定が保存されているのは、 このためです。 SRAMはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconducter)という半導体でできており、 『Bios Set Up Utility』は時々『Cmos Set Up Utility』と呼ばれています。
またマザーボードには、『CMOS Clear』というジャンパピンが用意されており(一部ない機種あり)このジャンパピンを有効にすると、 『Bios Set Up Utility』で設定した内容を初期状態にすることができます。とくにCPUを交換したときに、 一度この作業をしないと起動しないことがあります。

ダイハードBIOSとDualBIOS

 BIOSは、コンピュータウイルスによって損傷したり、ユーザーがアップグレードに失敗するなどで破壊されたりすることがあります。 そうなってしまうとBIOSは二度と起動しなくなるのでマザーボードを修理に出したりする必要が出てきます。
そこでAopenやGIGA-BYTEでは、EEPROMを二つ搭載することでBIOSの安全性を高める技術を導入しています。
Aopenは『ダイハードBIOS』。GIGA-BYTEは『DualBIOS』という名前でその技術をアピールしています。
AopenのダイハードBIOSは、マザーボード上に通常用とレスキュー用の二つのROMが用意され、どちらのROMから システムを起動するかはジャンパピンで切り替えます。
一方、GIGA-BYTEのDualBIOSは、ユーティリティが用意されているのが最大の特徴で、どちらのROMから起動するかを選択したり、 メイン用ROMのバックアップをしたりすることが可能です。
これらの技術はPCをより安定に動作させるユーザーを中心に好評になってきました。 そして近頃は上記二社以外の会社からもBIOSを守る技術を搭載したマザーボードが次々と販売されています。

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